現在「市民農園」「貸農園で行われている栽培法は、これまで農業で行われてきた栽培法である。
有機農法を指導している所もある。
しかし、現在の行われている「有機農法」では「無農薬栽培」は不可能である!
有機イコール「無農薬」などということはありえない。
家畜の排せつ物、米ぬかで作るボカシは、「窒素肥料」だからである。
堆肥、腐葉土、ボカシを土壌に入れれば、殆ど柔らかい作物の組織になる。
これで、病害虫が発生する。
このことで、誘起栽培場を行っている農家の人は、非常に苦悩する。
有機では、どうしても「安心」「安全」な野菜も、果物も生産できない。
それで、挫折して・・・農薬を使う決断を迫れれる。
この農薬を使うことを容認する人でなければ・・・市民農園には応募できない。
多くの区画の中で、自分だけ農薬を使わないと・・・どうなるか?
隣の区画の人がダニ剤を使えば、必ず・・・隣の区画から・・・農薬を使わない区画にダニは移住してくる。
アブラムシもアザミウマも同じである。
その後、農薬を使わない区画から・・・隣に移動してくる。
隣組の「ゴミ屋敷」と同じようになる。
この市民農園にも・・・隣組が生まれ、一つの「村社会」が形成される。
病害菌、害虫というのは、この融和であるべき「棚田」の風景を破壊する場合も出てくる。
農業というのは、どうしても「村社会」を形成しなければならない宿命みたいなものを含んでいる。
都会生活者はこのことを認識して「市民農園」の応募する必要がある。
自分勝手な管理は、雑な管理は・・・周囲の区画に大きな迷惑がかかる。
つまり、安心安全な野菜は・・・・簡単には手に入らないということである。
「趣味と実益」は・・・そう簡単ではない。
その上に農薬使用の問題があるということ。
市民農園、貸農園の泣き所は、応募する人が・・・目的も、栽培に投入できる時間も、栽培レベルも・・・
多様だ・・・ということ。多様というのは出来上がる作物の品質もいろいろ。
10人いれば10人の作物の生育に違いが出る。
下手な区画に病気、害虫が必ず発生する。
この区画が・・・伝染源となって・・・全体の区画に拡大して行く。
更に問題なのは、市民農園の場合は一年更改で、翌年は別な区画が割り当てられる。
農業では考えられない仕組みである。
区画に愛着が沸かない。冬作の作物が栽培できない。
作物の半分の作物しか栽培できないことになる。
これでは・・・土壌管理に意欲がわかない。
これが原因で・・・病害虫が発生する。
略奪農法的になるからである。
化学農薬を使わない限り、作物をが作れない状況になる。
これでは、安心安全な「自産自食」の目的は・・・果たせないで一年を終わることになる。
この農薬使用の問題は、ようやく2017年に日本再生循環緑化研究所で「完全無農薬栽培」を可能にする栽培法を確立した。
世界で初めて成功した栽培法である。
「自然生態系無農薬農法」。
究極の「有機栽培」である。
この栽培法を「市民農園」「貸農園」に導入して栽培場すれば、「安心安全」な作物を生産できる。
これに必要な資材も、ようやく2017年に開発されたので、これを使用すれば「市民農園」「貸農園」は、
夢の・・・楽しい「家庭菜園作り」が出来る。
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